生まれ変わりたいものはあるかと聞かれて君は無になりたいと言った 僕は あなたに こう言ったよ生まれ変われるなら僕はまた僕になって君のそばにいたいとだから生まれ変われるならあなたはまたあなたになればいいそれは僕の勝手な押し付けかい?そう言うとあなたは笑いながら優しくうなずいたよ輪廻不転生のこの世界で 永遠を願う僕らの明日が たとえば真っ白い朝靄のような無でも そこに少しの幸せがあったなら僕らはきっともう一度朝を 待つことが出来る。
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