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どるとるの部屋


[5129] 命の名前
詩人:どるとる [投票][編集]


生きていることが
時々どういうことなのかわからなくなる
どれだけ笑ってどれだけ泣いても
どんなに愛されてもどんなに愛しても
見えないものがある
わからないものがあるんだ

目を閉じて 耳を塞いで意識は 限りなく世界から日々遠ざかってゆく
僕の命は いつか跡形もなく消えてしまう
それを悲しいと叫んでしまえば
何もかも 無意味になってしまうよ
だから、僕は意味のないこの命に名前をつけるよ
「希望」という名前を

生きてることと
生きていくということは違うんだ
生きてる今を続けることで はじめて道に足跡が刻まれる
その足跡は 目には見えない だけど確かに刻まれている

追いかけて 追いかけて 明日を追いかけても 追いつけない程のスピードで
明日は僕から離れていく 今日と呼んでる明日は 明日にはまた今日になる
変わりゆく人も街並みも全てが色づいては色あせてく
いつまでもここにはいられない
だから僕はせめて 永遠じゃない命に光灯すように明日を見せてあげるんだ
「笑顔」に満ちた明日を

目を閉じて 耳を塞いで意識は 限りなく世界から日々遠ざかってゆく
僕の命は いつか跡形もなく消えてしまう
それを悲しいと叫んでしまえば
何もかも 無意味になってしまうよ
だから、僕は意味のないこの命に名前をつけるよ
「希望」という名前を。

2014/04/02 (Wed)

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