詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみを見つめている
喜びを見つめている
僕の心は その時々の気持ち映すように
そっくりそのまま素直に真似するパントマイマー
悲しい気持ちになった僕の中に
あふれた涙が はみ出せば悲しくて
雨を受け流そうと傘を差すけれど
悲しみは傘をすり抜けて僕を濡らす
あるはずもない壁をつくって
あたかもそこに 何かがあるように
振る舞う街の中で嘘ははびこる
目を眩ます 七色の光 なにが本当でなにがまやかしか
考えるまもなく僕らは忙しさに
目を回す 目を回す
身振り手振りで 見えない何かと向き合う
まるでその姿はパントマイムのようさ。