命の灯火がゆらゆら揺れている僕は残された時間を知らないただ 目の前に差し出されたお皿の上に乗った時間を 食べるだけ 平らげるだけ誰かの笑顔が誰かの涙が色のない物語に光を与えるあなたが ここにいる そして僕がいるそんな当たり前をただ当たり前と言ってしまうのは簡単すぎてつまらないだろうだから僕は特別だと嘯いて 世界にただひとつの灯火となって 揺れている。
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