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どるとるの部屋


[5161] 硝子細工
詩人:どるとる [投票][編集]


緑の中に 足りない
生命力漲る赤を零す

血の滲む様を 見た人はただ
涙を抑えきれずに
幸せと叫ぶ

この世は 儚い
硝子細工のよう

粉々に砕け散って
方々へ飛び散って
空の星になる
草原の風になる

あなたを私が 愛したという 思い出が
私をあなたが 愛したという 思い出が

たとえば 僕の宝物だから このまま時の中に取り残された思いは影のようにさまようけど

あなたがいないこの世界で私はあなたを忘れなければ
いつまでもあなたは僕に愛されたまま
いつまでもあなたに僕は愛されたまま

壊れないでいられる。

2014/04/10 (Thu)

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