詩人:どるとる | [投票][編集] |
日が暮れるのは 誰のせいなんだろう
それは命に終わりがあるのと同じように
なんのせいでもないのだろう
目を閉じたままで
耳もふさいだままで
何が見えるだろう
何が聴こえるだろう
それは今まで聴いたこともない音色
それは今まで見たこともない景色
そこにあるものじゃなくて
見えているものや聴こえているものの
さらに向こう側にあるものだよ
大切なものはいつでもそこにあるよ
喩えば世界と命が
声を合わせて
血まみれで奏であう命懸けのハーモニー
「僕は生きてるよ」
そう歌っているよ
それが絶対だって決めつけるのは
その根拠は一体どこにあるのだろう
そして誰がそれを決めたのか
意識のずっと外側や
思考の最果てには
何があるだろう
誰にもわからない
それは誰にもわからない世界
だけど誰もが行きたがる世界
そこにある気持ちや感情をただ
感じ取るだけじゃなくて 感情なら感情の中にあるものに目を凝らし 耳をすませば
本当に大切なものが見えてくるよ
喩えば世界と心が
せめぎ合って
火花散らして闘う 大真面目なハーモニー
「僕はここにいるよ」
そう歌い続けてる
そこにあるものじゃなくて
見えているものや聴こえているものの
さらに向こう側にあるものだよ
大切なものはいつでもそこにあるよ
喩えば世界と命が
声を合わせて
血まみれで奏であう命懸けのハーモニー
悲しみと喜びが
混ざり合って ひとつに重なった時に生まれる 奇跡のハーモニー。