詩人:どるとる | [投票][編集] |
失ってしまったよ
大切な何かを
でも何をなくしたか
うまく思い出せない
さよならが
待っている街並み
ほらね 夜は優しく心を包む
人の思いの側には
かならず 誰かの
ぬくもりが明かりのように灯ってる
悲しみの側には
かならず 誰かの
優しさが 君の帰りを待っている
だから帰っておいで
いつでもいいよ
あなたの涙を受け止めてくれる街明かり
ほら、傷跡にじかに触れるように 少しもためらわない心で
あなたを包み込みたい
「ただいま」言う
そんなあなたをさよならが待っている
強がらない素直な君を さよならが待っている
いいんだよ、涙を見せにおいで。