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どるとるの部屋


[5351] 僕は君のいちばんになりたい
詩人:どるとる [投票][編集]


そばにいるだけじゃなんだか物足りなくて

器用な君を見ると なんだか不器用な自分がちっぽけに見えるんだ

途方もない 時間を重ねてゆく
それはまるで一冊の長編小説を 書くような
一大ストーリー

特別なことなんか
出来るはずもなくて
だからせめて僕なりに君を愛したいと思う

たとえば些細なこと たとえばささやかなこと
君が笑ってくれるように 君が好きな僕であることが最優先事項

つまりは 君が僕のいちばんであるように
僕は君のいちばんになりたいのです

ただそこにいるだけなら誰にでも出来るしその役目は僕じゃなくてもいい

だけど僕じゃいけない理由は多分 単純に君が僕を好きだから

いくつもの文字を連ねてくように
日々悲しいことやうれしいこと
繰り返してゆく
二人のストーリー

魔法なんか使えるはずもなくって
だから、僕らは手持ちの小さな荷物の中から なけなしのとっておきを引っ張り出す

たとえばありふれたばかばかしいこと
そのひとつひとつがかけがえのない大切
ほら、色鮮やかに思い出を埋め尽くす

結局、僕が君を大好きであるように
君も僕を大好きになってほしいんだ

特別なことなんか
出来るはずもなくて
だからせめて僕なりに君を愛したいと思う

たとえば些細なこと たとえばささやかなこと
君が笑ってくれるように 君が好きな僕であることが最優先事項

つまりは 君が僕のいちばんであるように
僕は君のいちばんになりたいのです。

2014/05/14 (Wed)

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