詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうして泣くんだ駄々をこねるんだ
子供はただ目の前の世界を
澄んだ瞳で 見つめたまま
素直に ただ純粋に今を生きてるんだ
大人が働くことが仕事ならば
子供は遊ぶことや笑い泣くことが仕事だよ
ほら 何ひとつ責められるところなんて無いさ
だから強く優しく抱きしめるんだよ ぎゅっと
小さな手で積み上げる 色とりどりの感性という積み木
ほら 人間が形成されていく 自分で築き上げてゆく
僕ら大人が見えないところで子供は 成長していくんだよ
いつまでも子供じゃない 僕らが知らない君もあるよ
大人なら簡単に出来ることだって
子どもにはたいへんなんだ
大人と同じだと思ったら駄目だよ
賢くてでもどこか抜けてる大人は
たまに馬鹿で子どもの言いたいことに
気づけず 思わず手をあげてしまうけど
ああ 何ひとつ 子どもには悪気なんてないから
子どもの為に そこまで無理することはないよ
小さな手で 積み上げた積み木が崩れたってね
手をかしてはいけない 子どもが自分でなおすからね
そうして 少しずつ自分の手で出来ることが増えてく
いつまでも親の手を必要とはしない いつか離れてく
部屋の片隅 もう遊ばなくなった
積み木がほら 所在なげに転がってる
それを僕は物憂げに見つめてる
君はもう大人になってしまったんだね
小さな手で積み上げる 色とりどりの感性という積み木
ほら 人間が形成されていく 自分で築き上げてゆく
僕ら大人が見えないところで子供は 成長していくんだよ
いつまでも子供じゃない 僕らが知らない君もあるよ
小さな手で 積み上げた積み木が崩れたってね
手をかしてはいけない 子どもが自分でなおすからね
そうして 少しずつ自分の手で出来ることが増えてく
いつまでも親の手を必要とはしない いつか離れてく
いつか 積み木は空高く積み上がる。