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どるとるの部屋


[5521] 未来の先の未来
詩人:どるとる [投票][編集]


笑っている泣いている
若さを言い訳にはしゃいでいる
少しだけ 遊びすぎた 夏の午後に

何ひとつ変わらないままの街並みを
見つめて その向こうにあるものを
未来を僕は見つめていたんだ

未来の先の未来を見据えている
君の瞳に映るすべてを照らすように

誰かが遠くからエールを送るだろう
手紙を出すなら何も言わずただ笑おう

言葉にならない気持ちが散らかっている

いくつ言葉を紡いだってわからない
わからないものはまだ依然として
ここにあるよ 誰にでも同じだ

青い青い空の中に浮かんだ雲
その白さに重ねているいつかの僕
今はすっかり汚れてしまったスニーカー

今より大切な未来はないんだよ
遠くを眺めるより ねえ今を見つめなさい

足元にある小さな小石にも躓くようじゃ
未来まで歩いて行けるわけもないよ

今はただ今をしっかりと生きることさ

踏み出した地面に
腰をおろして
そこに咲いた
いくつもの
花を眺めて
「きれいだな」と想う心忘れないでね

未来の先の未来を見据えている
君の瞳に映るすべてを照らすように

誰かが遠くからエールを送るだろう
手紙を出すなら何も言わずただ笑おう

言葉にならない気持ちが散らかっている

大人になろうとする心がひどく苦しがる

それでも、うれしい悲鳴をあげている。

2014/07/13 (Sun)

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