世界は一冊の物語として読み進める誰かがいるとしたらこの夜も朝も誰かが読む物語の途中のページです流れるようにめくられてゆく見えざる何者かの指先がまた明日を連れてくる始まりの先は終わりだよだけど終わりの先にはまた始まりがある終わりの始まり 始まりの始まりほら何も寂しいことはないみんな一緒だ昨日の続きから 踏み出す物語君も本を読むように生きている今ある時間は死ぬまでの果てしなく長い読書だ。
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