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どるとるの部屋


[5605] 読書
詩人:どるとる [投票][編集]


世界は一冊の物語として
読み進める誰かがいるとしたら
この夜も朝も誰かが読む物語の途中のページです

流れるようにめくられてゆく
見えざる何者かの指先がまた
明日を連れてくる

始まりの先は終わりだよ
だけど終わりの先にはまた始まりがある

終わりの始まり 始まりの始まり
ほら何も寂しいことはないみんな一緒だ

昨日の続きから 踏み出す物語
君も本を読むように生きている

今ある時間は死ぬまでの果てしなく長い読書だ。

2014/07/27 (Sun)

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