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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]

愛が 形としてあるのならば
それはなんだろう それはどこにあるのかな

たとえば 大切な人が笑ったりすることが
こんなにもうれしいと思うこと

あるいは 大切だと思う人が 泣いていたらこんなにも悲しいと思うこと

そんなものが愛なのだとしたら

ただそこにある景色がきれいなんじゃなく
ひとつひとつの人々の営みが きれいに見えているから
僕は愛しいと思うんだ
なんとなくそう思うから かみしめる

なにが愛かなんてわからないほうがいいのかもしれない
曖昧なままの心でただ感じるままに
大切だと思う対象に 愛されていると 思ってもらえればそれが愛だといえる

愛が 触れられるものならば
愛はどんな手触りなんだろう

たとえば 愛されていることに気づかない人に
愛を教えるにはどうすればいい

手触りで わからない愛なら 心に直接わからせるしかない
愛されていることなんてあやふやさ

だけど確かに 僕は愛されている

ただそこにある笑顔を守りたいと思うこと
そんなものがひとつひとつ積み重なって愛になる
いつかみんなが同じ気持ちになったら
全ての人の中に愛が生まれるだろう

愛されてないと 人は決まって言うよ
僕は私は ひとりになりたい
だけどひとりでなんか生きられない
人は必ず 誰かと一緒に生きてくものだ
だからひとりで生きてると言ってるうちに
まだまだ愛は見えないままだ

なにが愛かなんてわからないほうがいいのかもしれない
曖昧なままの心でただ感じるままに
大切だと思う対象に 愛されていると 思ってもらえればそれが愛だといえる

それが全てだといえる。

2014/09/07 (Sun)

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