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どるとるの部屋


[5837] 今日といういつかの未来
詩人:どるとる [投票][編集]


いつか ここにあった暮らしの中に
確かにあったよ 誰かの笑顔が

やがて 時が経って 何もかも変わって
その笑顔は 棺桶の中にしまわれた

変わらないものなんて何ひとつないことを僕らは痛いくらい知っている

あまねくすべてのものに
それぞれ 与えられた今があるなら
命尽きるまで 僕は生きていこうと思う

どこまでもまっすぐに続いてるこの道の向こうで
僕らは また何度も笑ったり泣いたりするのだろう

今日といういつかの遠い未来にたどり着くその時まで
僕らは 悩んだり迷ったり そんなことをきりもなく繰り返す

それでいいんだよ
それでいいんだね
誰かが 教えてる

積み木のように日々を積み上げる
悲しみさえも思い出と呼べるかなあ

やがて 夢から覚めたように気づけば
こんなに長い道のりを歩いてきたんだね

生きていること あるいは生きてくこと
答えはないけど いつでも答えを決めるのは僕だ

この世界にたったひとつの命を持つこの世界にたったひとりの僕という存在はちっぽけだけど

たくさんの人の中で見劣りせずに輝いているはずだ
同じような顔の中に紛れ込んでも僕は僕をなくさない

だから素敵なんだよ
だから素敵なんだよ
心が教えてる

どこまでもまっすぐに続いてるこの道の向こうで
僕らは また何度も笑ったり泣いたりするのだろう

今日といういつかの遠い未来にたどり着くその時まで
僕らは 悩んだり迷ったり そんなことをきりもなく繰り返す

それでいいんだよ
それでいいんだね
誰かが 教えてる。

2014/09/23 (Tue)

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