ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 前科

どるとるの部屋


[5843] 前科
詩人:どるとる [投票][編集]


ぼんやりと過ごした
1日の終わり
長い夢から覚めたように気づくよ
あの坂道のぼればすぐに夜が来る
僕はなんだか寂しくなったよ

自分の中に心細さや弱さを見つけた僕は
僕もこんな気持ちを抱くんだって思った
一度、そんな気持ちになったらそのままどこまでも沈んでく

意味もなく荒れてたきのうの僕が
散らかした世界を今日の僕が片付ける
駄目な奴だなと 心底呆れたら 少しだけ今日の僕はきのうの僕よりまともになった
そんな気がしたのは思い過ごしかなぁ

融通がきかない
正しさは素直な僕の思考をころす
暗闇の中に閉じこもり寝息を立てる
する事もなく時間だけが過ぎる
君の中に 優しさや思いやりを見つけた僕は
自分にはないものをたくさん持っている
君を少しばかり 羨んでたんだ それは本当だ嘘じゃない

意味もなく 泣いてるふりをして さも頑張ってますよって姿をしてみる
そんな姿を恥ずかしいと思った今日の僕なら 少しは君を愛せるのかな
死にぞこないの自分のことも

昨日の傷を残したままではうまく笑えるはずもないだろう
きのうまでの僕とは違うのさ今日の僕は
きのうの僕にさよならをするよ

意味もなく荒れてたきのうの僕が
散らかした世界を今日の僕が片付ける
駄目な奴だなと 心底呆れたら 少しだけ今日の僕はきのうの僕よりまともになった
そんな気がしたのは思い過ごしかなぁ。

2014/09/23 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -