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どるとるの部屋


[5850] そこにある光
詩人:どるとる [投票][編集]


好きだと言ってみたり
わがままに突き放したり
僕はなんて勝手なんだろうか
自分が寂しいときにはそばにいてほしいくせに
君が寂しいときにはそばにいてやれないよ
何も出来ないけどただありふれた言葉で埋められない
傷跡に寄り添いたい
だけど今日もまたほんの小さなすれ違いで君を傷つけてしまう

「僕は君がわからない
君も僕がわからない」だけどわからないものほど
人はわかろうとする
そこに光はあるのだろう
鈍い光だけど 足元くらいは照らしてる

愛してると言ったきり
続かないそのあとの会話
口笛吹いてごまかしたきのうがある
愛は嘘なんかじゃないのになぜだろう
君のまっすぐな目を見ると目をそらしたくなる
君にしてあげられること探すけど見つからなくて
出口のない夜
あとになって思うよ どうして僕は君を傷つけたんだろう

「僕は君をわかりたい
そして僕のこともわかってほしい」
だからわからない君のこともわかりたい
嘘でもいいんだよ
その代わり これ以上涙を流させないで
下手くそだけど 確かな足取りで進む

大切な人の涙を見ることが一番
胸にずしりと重くのしかかるね
わかってるはずなのに
わからないはずはないのに

「僕は君がわからない
君も僕がわからない」だけどわからないものほど
人はわかろうとする
そこに光はあるのだろう
鈍い光だけど 足元くらいは照らしてる

「わからない」が 「わかりたい」に変わる
それだけで君のわからないがわかる。

2014/09/29 (Mon)

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