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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


目に映るすべてを
ありのままに
させるものを
僕らは何ひとつ知らない
神様の言うままに
重ねてきた
当たり前とされていること
それは本当に 正しかったのかなあ
答えを出すためにはもう少し間違わなきゃなあ

戦争は悪で 平和こそが正しいと
誰が決めたわけでもないのにそう思うのは
命を尊び 慈しむ心があるからさ
愛はそこに生まれる
掟は関係ないのさ

花の形を それと決めるものは
名付けられた名前ではなく
僕らの心がそれを
正しいと本能的に思うからだ
だから僕らは 足りないほうがいいんだよ
それがふさわしい この世はうまく出来ている

聞こえるすべてを
あるがままに
イメージさせる
歌や絵にも変わるだろう
だけどそれには決まったかたちはない
だから僕らがそれをそれと決める
そこには 正しさはない
影のような 曖昧なものがゆれてるだけ

愛のかたちを それと決めつけるのは
見えないものや聞こえないものを
何かに重ねているから 見ているような
聞いているような感覚になるだけだ
見えないものや聞こえないものはすべてそんなふうに うまく理解できるように出来てる

たくさんの本の中にならんだ 理屈を
誰かが 書き記した人の哲学や精神論を
読み込んでもわからないものはわからないままだ
だってね すべては自分の心が正しいものを見定めるからね
所詮、他人の見方

花の形を それと決めるものは
名付けられた名前ではなく
僕らの心がそれを
正しいと本能的に思うからだ
だから僕らは 足りないほうがいいんだよ
それがふさわしい この世はうまく出来ている
心はそれに順応できるように 少しずれている

そして君は そのずれのお蔭で 誰かの足りないところを
気遣い思いやれるように出来てる。

2014/10/12 (Sun)

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