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どるとるの部屋


[5931] 明日という今日の日のために
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れは僕らの重たいため息や疲れを
ただ何も言わずに受け止めている
やがて夜が あたりを包み込んだら
僕らも余計なことは言わず帰ろう

さよならとかおやすみとかただ
言うために今日があるなら
それもまたいいかなあ

ただいまとかおかえりとかただ
言い交わすために今日があったのなら
それもまたいいかなあ

そして僕はまた旅支度をしている

明日という今日の日のために
悲しいだけではない日のために
嬉しいだけではない日のために。

2014/11/25 (Tue)

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