詩人:どるとる | [投票][編集] |
大切なものは 目を閉じて 見つめなさい
あなたの言葉はすんなりと心に沈んで
ゆっくりとしみていく やがて僕の一部になる
急ぎ足の 時間の中で 置き去りにされたように時を刻むことを忘れた時計抱いたまま
思い出のひとかけらを その花びらの一枚でも
忘れたくはないから
手放したくはないから
うたかたのこの世界で 永遠を願うなら
せめて この命 果てるまでは 終わらない 愛を 信じよう
聞き逃したくない声だけ耳をすまして
見逃せない場面を瞼に焼きつけて
傷跡から流れる血
目を離さないでね
生きているよ それを確かめようとするなら そこにあるすべての痛みと向き合わなきゃ見えないよ
通り過ぎた雨の音や 記憶にある花の名を
胸の奥で心が ページをめくって探してる
ほころんでいく途中に生まれた世界で
積み重ねる日々の中で 覚えているすべてが僕の欠片
気づいたんだよこの世界は僕が気づく
ずっと前からここにあって僕を 君を待っていたこと
だから今 涙のように降る雨に 陽射しに
思いきり 抱かれてみる
思い出のひとかけらを その花びらの一枚でも
忘れたくはないから
手放したくはないから
うたかたのこの世界で 永遠を願うなら
せめて この命 果てるまでは 終わらない 愛を 信じよう
もう少し 素直に笑ってそして泣いて生きてみよう。