ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 日常の中のタペストリー

どるとるの部屋


[6083] 日常の中のタペストリー
詩人:どるとる [投票][編集]


どうしたいんだい?そんな顔をして
そろそろ笑ったらどうだい?
空も晴れたし 新しいスニーカーも買ったし
存外、幸せな僕らは 水たまりひとつ飛び越えて行く
その先へ 続くページを風がめくれば開くドア

ワンツースリーで 飛んだり跳ねたり
はにかんだり たまには誰かにへりくだったり
アンドゥトロワで 痩せたり 太ったり
ぶつくさ言ったり 大きく出たり 小さくまとまったり
そんなひとつひとつのタペストリー
いつの日か思い出になあれ

どんなもんだい 虚勢張って強がっても 意味なし役なし 厄年
金もないし 叶えたい夢もないし
案外、不幸せな僕らは 節穴の目で世界を 狭い視野でしか見れない
見上げれば雲ひとつない空 答え合わせはやめよう

ジャンケンポンで 後出ししたりしぶったり
頭ひねったり 足ひねったり やきもきしたり
YESオアNOで 切り抜けたり 立ち止まったり
手を抜いたり 夢中になったり 放り出したり
そんななんやかんやのストーリー
今から 思い出と名づけて

僕らは つながり また 離れてく磁石のような 距離と距離を
埋め合わせる うまい言葉は今は見つからないけど
その小さな隙間を 残してるくらいが僕ららしいと 笑えたら
素敵だろう?

ワンツースリーで 飛んだり跳ねたり
はにかんだり たまには誰かにへりくだったり
アンドゥトロワで 痩せたり 太ったり
ぶつくさ言ったり 大きく出たり 小さくまとまったり
そんなひとつひとつのタペストリー
いつの日か思い出になあれ。

2015/02/17 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -