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どるとるの部屋


[6082] サーチライト
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


暗闇の中に 浮かぶ瞼の裏の舞台で 笑ってみせたり 泣いてみせたり
強がってみたり へたばってみたり
僕らは たいがい そういう生き物で
だからそうそう変わりもしないし
この世界の色に染まりもしない

空欄の中にあるひとつの仮定を立てて
それを答だとするなら世界は狭すぎる

向きあう二つの光と影を 重ね合わせて見える世界
その隙間から見える光
サーチライトのように 頼りなく 未来を遠くから照らしている

答えあわせは まだ続く 果ての果てまで 消したり 書いたり
先に進んだりまた戻ったり
正解なんてあやふやなものに
唯一無二なんてあるのかわからないが
それぞれの答がそれらしく見えたらそれが答だ

空欄を埋めるための妥協ならばいらない
向きあうべきは世界ではなく自分自身だ

分かり合えない 正しさと間違いが
手をつないでいる世界
どちらも必要な歯車
サーチライトのように 揺るぎない未来を照らしている

そこにあるすべての無意味を意味あるものに変えている
それはなんだ

向きあう二つの光と影を 重ね合わせて見える世界
その隙間から見える光
サーチライトのように 頼りなく 未来を遠くから照らしている。

2015/02/17 (Tue)

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