詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じてしばらく考えていたんだ
君が僕をはじめて嫌った意味なんかを
そして気づいてしまったよ
僕は君を傷つけたこと
ひとりの寂しさや 悲しさや
ちょっとした 痛み
二人分のそれらを二人で分け合って
はじめてした喧嘩はいつのことだか
覚えてないけどあの時の涙は
僕の胸に 今も深く突き刺さってる
終電を逃した 僕はひとりとぼとぼと
歩いていくよ 時間ならたくさんあるから
君の声を思い出しながら ちょっとだけ
涙ぐんだりして
ひとりになったら何も出来なくて
二人になったら 強がれるのは君がいたからと気づいたよ
はじめての喧嘩が僕に教えてくれた
人を愛すことの難しさ その喜び
間違いなく思い出のひとつに数えられる
揺れる 街明かりと
お話していたら
もうすぐに
家が見えるから
はじめてした喧嘩はいつのことだか
覚えてないけどあの時の涙は
僕の胸に 今も深く突き刺さってる。