詩人:どるとる | [投票][編集] |
公園の砂場に 遊ぶ子供の姿もなくなった頃
空の向こうから 夕闇が迫って 帰り道を歩く誰かの背中に寂しげに揺れる街灯の明かりがゆらゆら
今日もただ疲れ果てたように 僕らは気づけば帰り路に着いている
さよならの時間が なんとなくやって来て
誰ともなく 手を振って少しずつ 消えていくのさ 楽しそうな笑い声
空が熟れた柿のようにあかね色に染まってるうちに帰っておいで お腹が鳴る 僕も帰ろうかな
また明日ね
路地裏の 暗がりに猫の光る目が見えました
会社帰りの大人も遊び疲れた子供たちも
みんなそれぞれの帰り路を歩いてる
楽しかった記憶だけが 僕の心に刻まれればいい 涙はじゃまなだけ
さよならの時間は 無情にもやって来て
誰彼かまわず 僕らを家へと帰すんだよ
少しずつ 消えていくのさ 影ひとつ残さないまま
お母さんと手をつないで帰る子供の声
今日の夕飯はハンバーグだよ
空はすっかり暗くなってた
僕も帰ろう
さよならの時間が なんとなくやって来て
誰ともなく 手を振って少しずつ 消えていくのさ 楽しそうな笑い声
空が熟れた柿のようにあかね色に染まってるうちに帰っておいで お腹が鳴る 僕も帰ろうかな
また明日ね。