詩人:どるとる | [投票][編集] |
知らないあいだに夜が明けていた
手持ち無沙汰の僕はとりあえず
そばにある手頃な愛で 小さな隙間を埋めたんだ
寂しさとか 切なさとかには
もう慣れたはずなのになあ
また気づくと 孤独の中にいて
得られるはずもないぬくもりを宛もなく探してる
コンチクショウと毒づいて 幸せを自らの手で遠ざける
そして 何度でも同じような傷を負うんだろう
なくしたものとか 得たものとか
もう数えきれないくらいあって
その中でひときわ輝くものだけを
宝物と呼べたら人を愛する意味に気づくよ
僕が僕をよくよく見つめたらどれだけ自分が愚か者なのかがわかったよ
過ぎてく今日の終わりに僕は少し大切なことに気づけた
そんな気がしたよ
寂しさとか 切なさとかには
もう慣れたはずなのになあ
また気づくと 孤独の中にいて
得られるはずもないぬくもりを宛もなく探してる
誰の心の中にもある 毒のような
他人には理解されないほんとの 自分が
叫ぶ 悲鳴にも似た素直な思い。