詩人:どるとる | [投票][編集] |
ただ目の前に 広がる世界を愛するそれだけでいいよ
少しは 笑って 生きていけるだろう
少しは 明日からの世界を愛せるだろう
人はただひたすら歩くだけ 時間の中を
世界の終わりまで引かれた線を なぞるように
僕らは迷うこともなく 手の鳴るほうへ
雨上がりの空が描いた 虹のアーチ渡っていく
虹を染めるひとつひとつの色彩 それがこの世界染める色
僕らの命を染めるのは 何色でもない色でしょう
問いかけられてもわからないだろう
いくらページをめくっても答えは出ない
人はただひたすら埋めるだけ 空欄の中を
世界の神髄を知っているのは 誰もいないんだけど
知らないままでも僕は 僕のまま変わらない
誰かがつぶやいた言葉 積み重なって世界になる
積み上げられた昨日 今日 明日 それが僕の足跡になる
追いかけるほど遠ざかる そういうものだと誰かが笑った
僕にはわからなかったよ
雨上がりの空が描いた 虹のアーチ渡っていく
虹を染めるひとつひとつの色彩 それがこの世界染める色。