詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
どこまで 泳いでいけるかな
水面から 顔を出して
息を 吸うように
時には 息抜き
もう 何度笑ったか泣いたかわからない
ただ積み重なってく
記憶だけが堆く 天を目指す
うまくもない 泳ぎ方で 長距離を責める
君の 下手くそな 生き様が おかしくって
泣きたくなる程 一生懸命に見えたから
僕は 笑えなかったよ
僕は 笑えなかったよ
どこまで 平気でいられるかな
息継ぎを繰り返して
また闇に潜って
苦渋を 強いる
もう いくつ
季節が過ぎたか
わからない
ただ 流れ 去ってく
時間だけが
先を急いでいるよ
水の抵抗をうけて 体が 重くなるのを感じる
いろんな 抑圧が あなたに 生きづらさを与える
でも 死のうと思うけど きまって 命が 惜しくなる
僕は 死にたいけれど
それ以上に 生きたい
腕を 大きく 広げて
円を 描くように
水を かいて
水を かいて
その先へ もっと先へ
ためらいの向こうへ
うまくもない 泳ぎ方で 長距離を責める
君の 下手くそな 生き様が おかしくって
泣きたくなる程 一生懸命に見えたから
僕は 笑えなかったよ
僕は 笑えなかったよ。