詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
何もない 空っぽから
ふと 生まれた
小さな 小さな命
笑って 泣いて
たまに 怒って
そうやって築かれた情緒を
積み重ね 折り重ね
なんとなく いつの間にか
ここに咲いていた
名もない花 一輪
回り 回る 巡り 巡る
世界が世界をトレースしていく
そこで続く おかしな劇
とある概念に とらわれた心は
正しいも間違いもなく
そこにある 出来合いのルールに沿って
ありのままの世界を 見てる
境界を飛び越えて
今日から明日へ
ダイブする 意識
イエスとノー
二つの選択肢
どちらを選んでも変わらないよ
間違いながら 躓きながら
なんとなく 知らない間に
空白を埋める
自分なりの答え ひとつ
見方如何で すべてが変わる
何もかも同じようで違う世界
重ね合わせてはじめて見える世界
ひたすらページを追っていく
あらすじを 辿るだけの単調な日々
いつもその向こうを見てる
音と光の 魔法
熱と風の悪戯
僕をかたどるのは
不確かな ものばかりだ
だけどまぶしいくらい輝いている
回り 回る 巡り 巡る
世界が世界をトレースしていく
そこで続く おかしな劇
とある概念に とらわれた心は
正しいも間違いもなく
そこにある 出来合いのルールに沿って
ありのままの世界を 見てる。