詩人:どるとる | [投票][編集] |
終電間際の電車に揺られ
残業終わり すっかり疲れ果てた
僕の体を運んでゆく色あせた電車
乗り過ごさないように
目を 開けていた
気づいたら 降りる駅に着いてた
どんなに頑張っても誰にも ほめてもらえないけど
通り過ぎてく 電車が頑張れって
言ってくれてるような気がして涙がこぼれたんだ
さよなら さよなら 電車 明日も僕を乗せてくれ
大切なひとつひとつの思い出が
窓に映っては瞬く間に過ぎてく
悲しかったこと 嬉しかったこと
今日あったいろんなこと 思い出してた
どんなに頑張っても誰にも ほめてもらえないけど
通り過ぎてく 電車が頑張れって
言ってくれてるような気がして涙がこぼれたんだ
さよなら さよなら 電車 明日も僕を乗せてくれ
こんなに頑張っても誰にも ほめてもらえなくても
ただひとつだけ 自分との約束なんだ
生きることだけは やめないでいようって思うんだよ
そしてまた今日も 終電をつかまえて帰る
よく頑張ったね 誰にも言ってもらえないからせめてせめて
自分だけは 自分の頑張りを認めてあげよう。