詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れ時 川を見つめていたよ
石を投げたら 数回跳ねてやがて沈んだ
どうにもいかないことをとりあえず
誰かのせいにしたら気が晴れたよ
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
そしてやがて夜は街に食らいつく
僕の体はいつの間にか夜の腹の中
見上げた空には月が浮かんでた
ごまかして口笛吹いたら星が流れた
優しくするなよ こんな僕なのに
君の優しさが僕の傷にしみる
やさしい人よ 優しさは薬にはならないよ
でも優しい君の手はあたたかい
君を好きな僕と 僕を好きな君が
ほら ただ いるだけでそれだけで
なんだって出来るようなそんな気がするから今日は君と一緒に泣こうか それとも
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
僕より僕を知ってる
君は いつも僕の前を歩く。