詩人:どるとる | [投票][編集] |
つまずきながら 転びながら歩いてきました
時にはうまくいかないことを誰かのせいにした
ああ 僕はどうして
こんなにだめなんだろう
気づいたら また 誰かのせいにしている
人より 苦労しても
人より 傷ついても
そんなものは何の自慢にもならない
だけど 唯一 その苦労や傷ついたことに
名前を付けるなら誇りとでも呼ぶがいい
のたうち回り 這いずり回り しぶとく生きてきた
他人のせいにするなら自分のせいにするよ
ああ そのほうがいくらか
楽になれる 気がするから
気づいたら 道の隅っこを 独り歩いてる
人より 秀でても
人より 優ってても
そんなものは 大したことじゃないんです
だから 本当に傷つき苦労したと思うのなら
何も言わず黙って岩のように生きなさい
本当に苦労を知ってる人は
言葉になんか出さないことを僕は知ってる
苦労は言葉にするものじゃない
苦労はただ自分を形作る上での骨のひとつでしかない
人より 苦労しても
人より 傷ついても
そんなものは何の自慢にもならない
だけど 唯一 その苦労や傷ついたことに
名前を付けるなら誇りとでも呼ぶがいい
勇気とでも ほざくがいい。