詩人:どるとる | [投票][編集] |
正しさって なんでだろう
間違ってることはなんだろう
わからないまま 大人になったよ
いろんな 餌を啄みながら
いろんな 駅を経由しながら
僕は 僕自身が生きやすい生き方を探す
誰かの為というより
何より自分の為に
もうすぐ 誰かが
みんな 正しいって言う
駅に 着くけれど
僕には それが
どうも間違いにしか思えなくて
だから、途中で降りたんだ
正しいわけでもなく
間違ってるわけでもない
正しさと間違いの真ん中に立って
どちらの味方もしないで
正しいこと
間違ってること
見極めている
愛ってなんだろう
愛って呼べるものはなんだろう
似て非なるもの
対をなすもの
向き合う二つの 世界を
重ね合わせたり
積み重ねたり
僕は 僕の思いでもって 世界を見てる
時々他人の為に
時々 自分勝手に
気づけば 乗り過ごしていた
降りるはずの駅はとうに過ぎて
眠りこけている間にだいぶ時が経った
絶対的な正しさとか間違いとかないよ
誰かがそうだと決めつけているだけで
誰が悪いわけでもなく
かといって正しいわけでもなく
光と影の真ん中に立って
世界を見つめれば
正しいこと
間違ってることが
だんだん見えてくる
だんだんわかってくる
うろ覚えの昨日の記憶
そんなもんさ
正しさなんて 今と昔じゃ
そんな大して変わらない
だから考えるだけ無駄ってもの
間違いは いつも
正しさの 足元に
生まれる影
でもどちらが 正しいのかは誰も知らない
もうすぐ 誰かが
みんな 正しいって言う
駅に 着くけれど
僕には それが
どうも間違いにしか思えなくて
だから、途中で降りたんだ
正しいわけでもなく
間違ってるわけでもない
正しさと間違いの真ん中に立って
どちらの味方もしないで
正しいこと
間違ってること
見極めている
そして選んだその答えがあなたの正しさだ。