詩人:どるとる | [投票][編集] |
こんなに僕はばかでのろまなのに
君はそこに惹かれたのよという
真夜中の激情 僕は突然泣き出してしまって
ずっと君と一緒にいたいと言った
君はそんな僕を見てあたりまえよずっと一緒よと言ったんだ
特別なものなんて僕らにはなにもなく
終電の電車の人の少なさみたいにさ
空っぽの僕らには夢も行く宛も曖昧なんだ
真夜中にふと君の声ほどに聴きたくなるのはただ悲しいバラード
少しずつ少しずつ
夜明けへ傾いてゆくその中で僕は見たよ
空の目覚めを
ほら 空が目を開けたらきっと闇は晴れて
朝がそこに見えるから 時々長いまばたきをして曇るけど今日はとても天気がいい
そんな朝にも聴きたくなるのはなぜかバラード 少しだけ希望散りばめられたような救いのあるバラード
朝焼けに誰かさんの歌声が絶妙になじむ
ほら 夜はもう溶けきって そこには朝があるだけ そこにはいつもの朝があるだけだ。