詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕らには 帰る場所があるけれど
涙には 帰る場所はあるのかな
なんてことを 考えてはまた涙が頬を伝う
悲しいことがあったんだ
嬉しいこともあったんだ
誰かにこの気持ちを話したいよ
打ち明けてしまいたいよ
さよならが言えないならせめて
また明日会えるように約束を交わして
それぞれの家に帰ろう
いろんな思いが まだくすぶったまま
今日もまた ただいまって 大きな声で
大好きなあなたに言うよ
ふと思うことはくだらないことばかりだ
小手先だけで生きてきた気がするよ
大人になったって変わらない僕がいる
大人も泣いたりするよ
子供みたいに泣きたいときもあるよ
だって大人は 子供が 大きくなっただけなんだからね
いつか誰かが 心の中に描いてた未来は
いつの間にか 時に流され忘れてしまった
それでもまだかすかに灯る明かり
時折、わけもなく涙が出るよ
僕には待ってくれる人がいるんだ
幸せなら多すぎるくらいにここにある
なんとなく 立ち止まる 帰り路の途中
家が遠く 遠く 見えるのは 帰りたくないからじゃない
心が 今よりも思い出に 帰りたがるから
もう 出会えない
あの頃に 会いたくなるから
さよならが言えないならせめて
また明日会えるように約束を交わして
それぞれの家に帰ろう
いろんな思いが まだくすぶったまま
今日もまた ただいまって 大きな声で
大好きなあなたに言うよ
せめて 思い出より
大切な 今を生きるよ
だから今日も あなたの愛をください。