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どるとるの部屋


[6349] 二人三脚
詩人:どるとる [投票][編集]


移り変わる 季節の中
変わらないものなどあるのでしょうか
流れてゆく 時間に逆らうように
色あせないものなどあるのでしょうか
瞼の裏に 刻まれた
思い出を いつまでも忘れたくない

ありふれた気持ちのそばで
ただ同じ たったひとつの明日を見つめて
君が見ている景色と僕が見ている景色が
重なり合ってそれが未来になる

僕らは 気づくだろう
同じ空を見上げていたこと
僕らは 気づくだろう
いつの間にか 手を繋いでいたこと
それを 知らず知らずのうちに「愛」と呼んでいたこと

流行り廃りもめまぐるしい
新しいものは すぐに変わってゆく
洋服のトレンドも 音楽も
時代に合わせて服を着替える
何もかも同じには出来ない
僕らも変わって行かなくちゃ

それでも変わらない気持ちがあるなら
それこそが「愛」と知るがいい
支え合い 庇い合い 譲り合い いつの間にかそれが 当たり前になる

僕らは 気づくだろう
二人三脚をしていることに
僕らは 気づくだろう
息を合わせていること
それが知らず知らず「思い出」になっていることに

もつれた足 絡み合って
何度でも きりもなく転ぶよ
喧嘩もするし 言い合うし
譲れないとこもあるけど
必ずどっちかが引いて
「ごめんね」って笑いあえば
ほらね すぐに仲直り
嘘みたいに 仲直り

ありふれた気持ちのそばで
ただ同じ たったひとつの明日を見つめて
君が見ている景色と僕が見ている景色が
重なり合ってそれが未来になる

僕らは 気づくだろう
同じ空を見上げていたこと

僕らは 気づくだろう
いつの間にか 手を繋いでいたこと
それを 知らず知らずのうちに「愛」と呼んでいたこと

そんな生き方以外は
考えられないこと
そしてあなたのいない毎日など 考えられないこと。

2015/06/22 (Mon)

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