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どるとるの部屋


[6350] トゥモロー
詩人:どるとる [投票][編集]


レールは 続いていく このままどこまでも
たどり着いたその場所が いつでも
思い通りの 明日なら涙なんて要らないね
かすかに残っている
思い出の中に咲いてる
小さく光る しずく

言葉にならない 気持ちが
僕を包んでいく
途方に暮れたまま
心は 行き先を知らない
あてどもない旅の中
僕の体を軽々とその身に抱いて
次の駅まで 停まらず快速で
きらめく夜の街並み ぱぱぱと駆け抜けて

地図さえない 右も左もわからない
消えた笑顔の行方 探す旅のはじまり
うまくいかない だから 何度でもトライ
わずかな 輪郭で
優しく縁取ってる
あの日、見た光

言葉にするのももったいないくらいの
気持ちを抱いたまま
たどり着きたい場所がある
たまには心に 旅をさせよう
いくつもの思い出を道連れに
流した涙も 浮かべた笑顔も
すべて置き去りにはしないよ
そして日付が変わる
朝焼けの向こう日が昇る

昨日今日明日
繰り返す 旅
日は昇りまた 沈む
夜明けも夕暮れも
そこにあるのは
先へ先へと伸びたレール
さあ 開いたドアに 飛び乗って明日へ 行こう

言葉にならない 気持ちが
僕を包んでいく
途方に暮れたまま
心は 行き先を知らない
あてどもない旅の中
僕の体を軽々とその身に抱いて
次の駅まで 停まらず快速で
きらめく夜の街並み ぱぱぱと駆け抜けて。

2015/06/22 (Mon)

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