詩人:どるとる | [投票][編集] |
旗は風に揺らめいて
ゆらゆらと 笑うように ちっぽけな痛みを あらゆる常識を
聞く耳を持たない人の正しさは いつも 物々しい名前を叫んで 僕らのいたいけな心を土足で踏み荒らす
いつでも君の名前を呼ぶから 君も僕の名前を呼んでよ
君の涙に向かって僕はこの海原に夢を乗せた船を漕いで行く
道しるべは太陽の羅針盤 さわぐ心が指差すほうへ
夢のまた夢だと へらへらと笑われても
昨日の後悔があるから 今日までの航海がある
唇をかみしめた 君は 「そんなの無理なんだ」って逃げ出したヤツとは違うよ
その傷はいつの日か価値を持つ
いつでも君の 涙のそばに いるから
君も僕の涙から目をそらさないで
すりきれるほど眺めた地図の彼方 必ずどこかにあるワンピース
道しるべは 太陽の羅針盤 夜明けは船出の合図だ
ページをめくるたび新しい仲間が増えていく そしてまた始まる新しい旅立ち
遠く遠いロマンでも 夢は僕らを 呼んでる 夢追い人にだけ聞こえる 歓迎のファンファーレ
いつでも君の名前を呼ぶから 君も僕の名前を呼んでよ
君の涙に向かって僕はこの海原に夢を乗せた船を漕いで行く
道しるべは太陽の羅針盤 さわぐ心が指差すほうへ
まだ見ぬ物語の向こうへ。