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どるとるの部屋


[6385] 君に贈る歌
詩人:どるとる [投票][編集]


言葉にしなければいけないことと
言葉にしなくてもいいことの違いもわからない
愛してる それだけをただ つぶやくなら
言葉では与えられないぬくもりを あげなさい

償いとか 見返りとか 関係ないところで
あなたの為にきれいな花を咲かそう

愛は言葉にしなくても伝わるものだから
伝わるように 届くように ちゃんと
眼差しを向けて 声に耳を傾けて
今なにが 悲しいのか
今なにが嬉しいのか
心が 受け取った痛みや 心地よさを
素直に あなたに 歌にして贈ろう

ありがとうとか ごめんなさいとか
最近めっきり聞こえない世の中です
感謝をすることさえ忘れてしまう
助けられてもありがとうのひとつも言えない

人への関心が なくなってしまったのかな
それでも僕は誰かを助けたいと思う

愛は届ける人を選ばない
有り難迷惑でも余計なお世話でも
差し伸べた手を引っ込めたくはない
あなたが迷うところを
あなたが悩むところを
僕にも話してよ聞かせてよ教えてよ
そんなおせっかいな気持ちが愛ならいいのになあ

いつでも 人と人の心と心をつなげてる
目には見えない 頑丈なはずの縁の糸が
些細なきっかけでぷつりと切れたなら
結び目をもう一度結び直せばいい
そこからまた 僕らの明日は続いてく
風の向かう方へ

愛は言葉にしなくても伝わるものだから
伝わるように 届くように ちゃんと
眼差しを向けて 声に耳を傾けて
今なにが 悲しいのか
今なにが嬉しいのか
心が 受け取った痛みや 心地よさを
素直に あなたに 歌にして贈ろう。

2015/07/16 (Thu)

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