詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しくない日なんかないよ
いつでも悲しいのさ
悲しいことに目をとじててても
聞きたくないことに耳をふさいでても
意味なんかないことはわかっている
ただそうしなきゃ心が壊れてしまいそうなんだ
人間っていうやつはいつでも正しいことは正しいんだっていうけど
正しさなんてその人次第でしょう
世の中でかかげられたルールなんて結局は誰かがつくったどこの誰かも知らないやつの考えた正しさの形に過ぎないのさ
正しさを語るならば
自分の中にある悪しき感情を消し去ることがいちばんに大切なことだろう
自分の中にもけっして正しさではねじ曲げられない何かがあるから
耳をふさいでは目をとじてみては
何かを僕は見つけようとしているんだ
屁理屈だっていわれたって構わないんだ
それが君の見解なら
この僕の信じるただしさもまた間違いで
そして君が僕に望んでいる正しさもまた間違いなのだから
みんな みんな それぞれの信じる正しさを言い合いながら
いつまでも続く
正しさを決めるふざけたこのゲーム
本気と疑惑を混ぜ込みながら続くよゲーム
もしもこの世界で本当の正しさがあるならばこの世界にあふれる悲しい正しさをかき消してよ
生きていれば出会うだろう 悲しみなんて
でも それぞれ出会う悲しみは違うから
みんな みんな 正しさの形はそこから違っているのだろう
正義の味方よ教えておくれよ
あなたはどんな面下げて正義と名乗っているの?
そのマントに何を乗せて飛び交っているのだ?
僕にはわからないよ。