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どるとるの部屋


[6391] 迷子の光
詩人:どるとる [投票][編集]


隠していた弱さを見透かされ
なすすべもない僕はごまかせず
往生際がわるいからあくびをした
意味もなく 笑ったり
わけもなく 泣きたくなるのは
なぜでしょうか

ただ 何度も行き交う
この思いは 宛もなく
朝を 探している
群からはぐれたように
さまよいながらやがて
群に落ち合う 迷子の光

雨が手のひらをつたい
落ちて こぼれた
誰かのかわりのように
何かのあてつけのように

ただ 何度も行き交う
この思いは 宛もなく
朝を 探している
群からはぐれたように
さまよいながらやがて
群に落ち合う 迷子の光。

2015/07/19 (Sun)

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