詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じると 瞼の裏に浮かぶ
たくさんの人の営み
その中にあるあなたの見てる景色
笑っているだろうか
泣いているだろうか
優しさに包まれながら
日々思い出を積み重ねているかなあ
あなたの思い出の中に灯る
小さな明かりになりたくて
数あるあなたが持っている
思い出の中にひときわ輝いていたくて
僕は愛の言葉を あなたの胸の中に
消えないように刻み込むように灯すのさ
真っ白な画用紙に描いた
幸せの形は ぶれずに今もありふれたままのイメージ
傷ついてやしないかな
寂しがってはいないかな
心配ばかりしてしまうよ 君のことを思いまた夜を明かす
一人にひとつだけの限られた命
けして長くはない時間の中で
築いていく思い出は灯火のよう
やがて風に消えるように忘れてしまう
それでも 僕らは今日も思い出をつくる
永遠のない世界に灯るほんのひと時の幸せ
繰り返される夜と朝を行き交うような旅
日は暮れて 夜が来て 気づいたことがひとつ
昨日よりも少しだけ僕は君を知っている
そして君は僕を知っている 隠しきれない傷跡の痛みも
あなたの思い出の中に灯る
小さな明かりになりたくて
数あるあなたが持っている
思い出の中にひときわ輝いていたくて
僕は愛の言葉を あなたの胸の中に
消えないように刻み込むように灯すのさ
永遠より かけがえのない 思い出という
ずっと消えない 灯火を 愛という言葉でそっと包んで。