不意に こぼれる 滴が「涙」という形なら僕はもう笑えないでも安易に泣けもしないたとえば いろんな理由や意味を つけて生きることに 答えを見出すならばそれくらい 無意味な事はないだろう僕という空欄を埋めるちょうどいい答えはないほうがいい 寧ろなくていい生まれたときから空っぽで意味なんか 知らない理由なんか わからないだから僕は 僕からはみ出せないずっと 僕のままこの世界の 一端にたたずむ 多くの色の中のただの一色に過ぎない。
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