詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じれば いくつもの思い出が
瞼の裏や 胸の中を行ったり来たりする
笑ったこと 泣いたこと 喧嘩したこと
たくさんの色々が 僕の思い出を染めてる
通り過ぎてく雨のように 涙乾いても
心に足跡を残していく
それはそれは あざやかな場面だった
たとえるならば 朝焼けのような
寒い日の夜に入る お風呂のような
安心が 僕を幸せから離さないんだ
傘は必要ないなあ 雨にも濡れたい気分
悲しみじゃなく喜びがくれるやわらかい雨
昨日までとそしてこれから 続いてく日々
輪廻の果てに めぐり会う いつか見た笑顔
恥ずかしがり屋の陽射しのように 笑うことがなんだか 照れくさくていけないなあ
見る間に 変わる めくられるページ
景色の中を 走る風のストーリー
この手をつなぐぬくもりを連れて
ときめきの余韻が ずっと消えない
ここにある全てとここにあった全てはひとつに重なって
あらゆる全てを思い出と呼んだとき
なかったことにした
昨日は よみがえって
思い出のひとつになる
抱きしめてあげるよ
雨に濡れていた君を
迎えに行くように
それはそれは あざやかな場面だった
たとえるならば 朝焼けのような
寒い日の夜に入る お風呂のような
安心が 僕を幸せから離さないんだ。