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どるとるの部屋


[6403] 寂しいのさ
詩人:どるとる [投票][編集]


手を伸ばしたその先にはあなたの涙が
この指先に 人懐っこく寄り添って離れないんだ
どこまで 行こうか
どこまで 歩いて行けるかな
もう何度も 繰り返したけれど
諦めずまた 振り出しから

目を閉じて 意識の水底に沈んで
手探りで探すのは
ひとりぼっちでも泣かない強さ
寂しいのは お互い様でみんな
本当の気持ちに気づかないように
あるいは気づかれないように
強がってる ふりしているだけ

寂しいのさ 気づいて欲しいことも
ひとりぼっちでもいいかなって
負けてしまう 寂しさに気づいたら
やけに夜空の星が きれいに見えたよ
でも涙はまっすぐにこのほほを伝い
僕に 寂しさを届けます

ひっくり返しても
寝返り打っても
寂しさは寂しさのままなのにね。

2015/08/01 (Sat)

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