詩人:どるとる | [投票][編集] |
恋って不思議だね
ひとりよがりな自分の罪を恋人がうまく補ってくれるから
わがままな君も
優柔不断な僕も
なんとなくだけど
ほら カッコとしては悪くはないはずだ
わがままな君の性格を僕は愛せばいい話だし
君は優柔不断な僕をそのわがままで突き動かしてくれればいいから
二人はなんだかんだ言いながらも今日まで手を繋ぎながら歩いてきた 同じ道を同じ速さで時折文句言いはしたけど
そんなもんだよ
えてして 恋なんて
わがままガールは今日も何ひとつ変わらずわがままなままで
そんなわがままな君に別に僕も注文つけるわけでもなく
ただ君のいいとこ見てるんだ
わがままも愛せるよ
ほら それが女の子だからともう決めつけて
優柔不断な僕を促してくれるのは君だよ
ほら役割分担はもう何も言い合わなくても決まってる
さまにもなってる
雨女 雨を呼ぶ
晴れ男 太陽を呼ぶ
みたいにさ僕らはお互いの悪を浄化しあってここまで来たのです
手取り足取り
二人三脚で
わがままな君と優柔不断な僕の二人はひとりよがりだ
しかしながら
二人ならそれも一種の愛情表現になるんじゃないかな
机の上 並べられた
朝ご飯
ほら 今日も結構なお手前で 僕は満足です
ああ こんな毎日が幸せと呼ばれずになんと呼ばれるでしょう
今 また 君が雨を呼べば
僕がその雨を蹴り飛ばし太陽を呼ぶ
所謂、平和なる流れ作業
ああ だからこそ
僕らは明日も明後日もあいも変わらず
君はわがままガール
僕は優柔不断ボーイ
なのかもしれないね。