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どるとるの部屋


[6513] 悲しみに差す傘
詩人:どるとる [投票][編集]


ささやき声が 聞こえているよ
愛してる 大好きだ そんな言葉が

多分今必要で 飢えているんだ 愛に
誰かの寂しさが はみ出しているみたい

涙をぬぐうことも まして目をそらすこともかなわないなら

君と同じ雨に僕も濡れてみよう

悲しみに暮れる君の瞳に映る
雨を受け流す傘になりたい

ぼろぼろで穴だらけの傘かもしれない
それでも君を命をかけて守るから

悲しみが降りやまない世界で君のために 差し出す傘になって。

2015/09/30 (Wed)

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