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どるとるの部屋


[6535] はちみつ
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


くるくると回ってく観覧車に乗って

そのゆったりとした時間の中にいて

地上に着くまでの間が人生だとして

僕らはその中でいくつものドラマに出会う

悲しいこと 嬉しいこと 忘れてしまいたいこと

あるいはいつまでも覚えていたいこと

それらすべての思い出をまぶたの奥に焼き付けて

ここにあるすべての涙や笑顔を思い出と呼ぶなら

忘れてもいいことなんかなに一つない

あなたがいて僕がいて そしてそこに愛が生まれて

気が遠くなるほど長い時間をかけてきっと育んでくもの

そんな濃密な蜂蜜みたいな時間に僕は どっぷり浸かっていたい

甘さの中にも ちゃんとほろ苦さがあるよ
それが生きてることを教えているんだね。

2015/10/04 (Sun)

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