散らばっては 集まって線と点で結ばれていくさみしがりやの心はいつも 誰かと手を繋いでいないと不安がる遠い昔の物語を 星々は語るはるかな昨日からたどってきた物語はまるで旅の記録のようさ僕は 何一つ意味を知らず ただあるがままでしか世界を見つめられない 星の巡りは 今日も宛のない進路それは僕らの世界の外れで続く神話寝ている間も 星たちは旅をしている聞かせてよ 遠い旅の話を 世界の果ての話を。
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