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どるとるの部屋


[6647] にわか雨
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


通り過ぎてく 雨の背中を 眺めていたら

いつの間にか夜が あたりに広がってた

悲しいことなんかはもう消えたから

そろそろ笑ってみてもいいんじゃないかな

気づけば いつも

あと少しで 間に合わず

乗り遅れてしまうその時に

さよなら さよなら

何度も叫んでも まだ

消えちゃくれない

あなたのあの笑顔

焼きついたまま

忘れたはずの愛を

捨てることができず

思い出の中に心を置き去りにしたまま。

2015/10/19 (Mon)

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