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どるとるの部屋


[6684] 幸せの一歩手前
詩人:どるとる [投票][編集]


たとえば足元に 何かを区切るように

あるいは 何かと何かの境目のように

引かれた見えない線があるなら

それはなんだろう

見えないはずの線なのにそれを誰もが

気づいているんだ だからその線から

はみ出そうとはしない まるで踏みとどまるように

幸せ過ぎても 幸せにはなれない

行き過ぎた幸せは悲しいから

だから幸せの一歩手前で我慢している

立ち止まり 時が過ぎるのを待つように

色を変える季節の花たちを眺めながら

僕の旅はここまでとひそかに決めたのです

たとえば足元に。

2015/10/26 (Mon)

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