詩人:どるとる | [投票][編集] |
待ちわびているのは一体誰の笑顔でしょうか
こ擦り合わせた手と手に気づく
もう季節は冬だということ
マフラー巻くのが下手くそなところも
あの頃と少しも変わらないねって
君が白い息を 吐きながら 笑うの
今この時の 幸せに包まれながら
あるいは心を奪われながら
僕は探すんだよ 君の唇にキスをする隙を
そして いつも気づいたときには隙をつかれてしまうのは僕のほうなんだ
喧嘩した数だけ仲直りもしてきたよね
謝るのは毎回まちまちだけど ほとんど君からなんです
意地を張って なかなか素直になれないところもしかたないねって
少し 呆れながら 君が笑うの
愛が何かなんて正直わからない
君が幸せなら僕も幸せになれるから
僕は 君が笑えるように 奮闘するんだよ
そしていつかそんな僕のつつましい努力が
君に伝わったらいいなって
思うんだよ 思うんだよ
だから、何気ない君の言葉の一つ一つに
耳を傾けて 何が悲しいのか 何がうれしいのか
そんなささやかな心模様 知っていたい
すべて知りたい
今この時の 幸せに包まれながら
あるいは心を奪われながら
僕は探すんだよ 君の唇にキスをする隙を
そして いつも気づいたときには隙をつかれてしまうのは僕のほうなんだ。