詩人:どるとる | [投票][編集] |
日が沈んだ街並み 公園の側を通ったら
ブランコが風に揺れて まるで誰かがこいでいるみたいだったよ
君に教えてあげたいな 今日見つけたきれいな花や 秘密の近道
空がよく見える丘のこと
そんなことを考えながら 家路を急ぐ
夕暮れ 橙の空 カエェオレ色の雲
さよならまた明日 ただいま おかえり
あちこちから漂う美味しそうな 夕飯の匂い
僕のおなかも鳴ったよ 寄り道しないで
今日は家に帰ろうかなあ
涙のにじんだ景色の向こうに 浮かぶ
夜の街 キラキラと七色に輝いている
悲しかったことも 嬉しかったことも
伝えたい 届けたい
君に 聞いてほしいことがたくさんある
大切な人たちの顔が浮かんで離れない
流れ星 見つけたよ あの屋根向こう
愛してる 大好きだよ 聞こえる言葉
闇の中に 明かりのように灯った小さな星
ふいに思い出す 手を繋いだときのぬくもり
君の 笑顔を見たくなったよ
あなたのために 下手くそだけど
ひと針 ひと針 縫ったんだ
当たり前だけど ありふれてるけど
愛してるの代わりに 歌う愛の歌
瞬くような星の言葉 聴いて 聞き逃さないように耳をすまして
夕暮れ 橙の空 カエェオレ色の雲
さよならまた明日 ただいま おかえり
あちこちから漂う美味しそうな 夕飯の匂い
僕のおなかも鳴ったよ 寄り道しないで
今日は家に帰ろうかなあ
優しさいっぱい 拾い集めて 空にかざろう
悲しみばかりに目をうばわれて夜に迷わないように。